テストキッチン「TOKYO FORUM KITCHEN」の外観（左）
キッチンと会議スペースが併設した仕様（右）

【テストキッチン「TOKYO FORUM KITCHEN」】

　テストキッチンでは、常に味やメニューの見直しや開発を行っておられます。さらにキッチンの向かいには、鉄板や焼肉用コンロが埋め込まれているテーブルが置かれ、会議用スペースが併設されています。ここでは各店舗のマネージャーや豊橋フォーラムオフィス（本社）、その他国内オフィスのメンバーと繋ぎながら、活発な会議が行われています。

　 
前方に設置された2画面のディスプレイ（左）
Google Meet Hardwareのタッチパネル/ASUS（右）

　Web会議に簡単にアクセスが可能で、他拠点の参加者も置いていかれない会議を実現させるために、Google専用のハードウェアGoogle Meet Hardware（ASUS）を設置しました。タッチパネル上での操作が可能で、あらかじめ予約された会議にワンタッチで参加でき、時間どおりに開始できます。これにより、開始までの煩わしさを削減。さらに、資料共有だけではなく、繋いでいるリモート参加者の顔を見ながら会議を進めていきたいということで、前方に2画面のディスプレイを設置しました。

天井に設置されたRally カメラ/Logicool

　天井に設置したカメラは社内での参加者を映すもの、ホワイトボードに書かれた内容を映すもの、とそれぞれあります。カメラの切り替え操作は、Google Meet Hardwareのタッチパネルで簡単に行えるため、会議が白熱しても他拠点のメンバーが置いて行かれることなく、みんなが一緒になって進めることができます。一般的な会議室と違い、天井にダクトが出ているため、全体に馴染むような配線や設置を行いました。

新たな店舗や事業開発へのチャレンジ

新たな店舗や事業開発についての会議で使用される、東京フォーラム ミーティングコンプレックス

　 
Mezzanine (メザニン)/Oblong （左）
Mezzanineの操作ツール WAND (ワンド)（右）

【東京フォーラム　ミーティングコンプレックス】

　次に施工させていただいた部屋は、メンバーが集まり各拠点と繋ぎながら、新たな店舗や事業開発についての議論を交わしていく大会議室です。
これまで紙ベースで行われていた会議をデータ化することで、会議前の準備期間を減らし、さらにダイナミックなコミュニケーションを行いたい。また、他拠点からの参加者が置いて行かれないような会議を行いたい、というご要望でした。そのため、「ミーティングの未来」Mezzanine（メザニン）を導入しました。これは、チームの力を集約し、意思決定を加速させます。店舗開発の会議で必須になる、図面や店舗の写真等のすべてをデータ化し、あらかじめMezzanine上にアップロードしておくことで、必要に応じて会議中に表示させることができます。さらに、専用のMezzanineアプリをデスクトップやその他のデバイスにダウンロードしておけば、会議室のMezzanine上に表示される画面を見ることができ、資料の共有や書き込みといった操作も可能です。よりインタラクティブな会議が出来ます。
　コンテンツを操作するデバイスも特徴的です。WAND（ワンド：魔法の杖の意）と言われ、押す・引くの動作で画像の拡大/縮小ができるなど、とても直感的で誰でも簡単に自由な操作が出来ます。そのため、資料を出す手間やその他の操作に時間を取られることなく進められます。

　 
天井設置型ビームフォーミングマイクロフォン BMA360/ClearOne（左）
専用DSP（エコーキャンセラー内蔵オーディオミキサー ）Converge Pro2/ClearOne（右）

　マイクは天井設置型ビームフォーミングマイクロフォンBMA360を導入しました。それまでビデオ会議で他拠点と繋ぐ際に発生していた音声品質の問題を、BMA360が実現する圧倒的な音の明瞭度で解決しました。また、天井マイクが360度の集音を実現するため、会議室の中どこからでも、自由に発言できます。机上にマイクケーブルの配線がないことも、空間を広々と見せています。

プロフェッショナルな人財を増やしていく

　 
Zoom Roomsソリューション/Logicool

【配信スタジオ】

　同社は、働く社員への徹底した社内教育にも注力されています。その理由は、会社全体を成長させていくためには、プロフェッショナルな人財を増やしていくことが大切だと考えられているからです。Zoom用の専用ハードウェアZoom Rooms（Logicool）を導入したコンパクトな配信スタジオでは、経営理念をより浸透させるためのお話や、社員それぞれの個性を磨くためのお話を配信されています。ワンタッチで配信を開始することができ、音量調節や資料共有、録画もタッチパネルから手軽に行えることで、配信の手間が軽減したそうです。

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　お店に来店されるお客様一人ひとりに、それぞれの物語があり、その物語に心を寄り添って改善し続けることを常に大切にされている、物語コーポレーション様。そのためには、社員それぞれが主体的に改善策を考え、上司や部下などのポジションは関係なく、そこに関わるみんなで意見をぶつけ合っているそうです。この「議論文化」は、創業当時から続けられており、とにかく自分の思ったことを恐れずに発言し、議論を巻き起こしていくことで、新たなイノベーションが生まれるという事でした。今回施工させていただいた部屋で、より活発な議論が交わされ今後の外食市場をさらに盛り上げていただけることでしょう。